論より論語

論語を学びながら、自分なりの考えをまとめていきます。

基本がなくっちゃ! 「本立ちて道生ず」

本(もと)立ちて道生ず これは孔子ではなく、弟子の有子(ゆうし)の言葉。 論語新釈 (講談社学術文庫 451)の訳は次の通り 根本が確立すれば道は自然に生じるものある。 要するに、基本を大事にすれば、自然に道が開かれるということ。 ここでいう根本とは…

怒るより怒らないほうがいい 「人知らずして いからず」

学んで時にこれを習う ともあり遠方より来たる 人知らずしていからず この3つで1つのまとまりになっている。 最初の2つはよく知られているけれど、最後の句は前の2つほど有名じゃない。あまり訳をすぐにイメージしにくいからだろうか。 論語新釈 (講談社…

人と出会うって楽しいネ! 「ともあり遠方より来たる、また楽しからずや」

「とも(朋)」とは同じ道を志す人(論語新釈 (講談社学術文庫 451))のこと。 論語では特に学問をきわめて、君子(聖人?)になろうとする人のことを言うのだと思うのだけれど、君子なんて、とても「ムリっ!」と感じてしまう。 そこでもっと身近なイメージ…

紀元前に説かれたアウトプットの重要性 「学んで時にこれを習う。またよろこばしからずや」

論語の中でももっともよく知られた言葉の一つ。 この言葉のポイントは、「学」と「習」の違いをどのように捉えるかにある。 論語新釈 (講談社学術文庫 451)によると「学」は知らないことを覚ること、そして「習」は「(ヒナが何度も羽を羽ばたかせて、飛ぼう…